キーボードを担当していて感じたことや、戸惑ったことなども素直に書いた、初心者のためのちょっとしたアドバイスのサイト。
暇つぶしの読み物としてもどうぞ。通勤通学のなどの空いた時間にでも。
キーボードが要ります。
そんなこと当たり前でしょ・・・と言われそうではありますが、一応スタジオやライブハウスで借りてやるという手もありますからね…。
だいたいあるところが多いし。
もちろん、使う音色がピアノだけとか、せいぜい2種類3種類くらいなら、借りても全然OK。
むしろその方が持っていくの重たくないし楽だし、弾き語りやピアノ+ボーカルのみのライブとかだと、ホンモノのピアノ使える分そっちの方がよかったりするんですが、
いや、一応バンドのキーボードを想定してます。
キーボードは自分のものが要ります!!
なんでかっていうと、まず、キーボードによって音色の切り替え方が違う!
機種によっても違うし、特にメーカーが違うと、最初はだいぶ戸惑うと思います。
1曲ごとに切り替えるならまだましだけど、曲の途中で切り替えたいってなった場合、ワンタッチで切り替えられる保証なんてどこにもないわけです!!
というか、ささっと切り替えられるように「ライブ用に音を並べとく」設定をするのが基本なので、その「音を並べる」設定の仕方がわからないと、スタジオやライブハウスでアタフタしてしまうわけですよ…
そして、貴重なみんなの時間を奪ってしまうことになったりして、もうなんだかゴメンネこんなことのために申し訳ないネって感じになってなんか気まずい気持ちになったりして(ネガティブ)
いつも同じスタジオの同じキーボードならまあそんな問題もあんまりないかもしれないけど、ライブハウスにそれ持っていくわけにはいかないですよね?
シンセの操作の仕方を覚えるのもキーボードの仕事だと思って、ぜひそこまで面白いと思ったうえで、キーボード奏者になってほしい!!!(うるさい)
理由はそれだけではありません。自分のキーボードが要る理由その2は、音を固定しておきたい。
固定っていうのは、音色の固定です。
ピアノ一つとってもエレピ一つとっても、オルガンにしろストリングスにしろ、種類はもう何十種類、下手したら何百とあるわけです!
それでみんなで合わせた時に、「なんかこの音耳障りだな…」とか思って調整したものが、借り物だと登録できないし、初めてのキーボードだと一回はそうやって音色を確かめるリハみたいなんをしないといけない。
それはほかのメンバーにとっても、「あれ?なんかここのストリングス、こんなにギターとかぶってたっけ?」←ぶりぶりのシンセ音が出てた場合を想定(あるかそんなん?)みたいな印象を一度は与えてしまうわけで、
キーボードにとっては「あぁ~この音微妙にうるさいからオーケストラっぽいのに変えよう」と思うだけだとしても
ギターにとっては「え?ちょっともうちょい聞こえるように調整すっかな・・・」とか要らない印象を与えてしまったりとかするわけです。
キーボードの音がキーボードによって全然違うということを理解してくれて、そのための時間をとってくれるバンドならいいですが、それに甘えていては、いつまでたっても安定した同じ味を作り出すことはできないわけです!
それならば、ピアノ1つ、オルガン1つ、これぞと思った音を毎回使えるように、やっぱり自分のキーボードは必要だと思うわけです!!
そして理由その3 やっぱり音作りは家でゆっくりやりたい!
最近のシンセはほんとによくできてるので、もうできあがったものの中から選ぶだけで使えてしまうし大半それでよかったりするんですが、
やっぱり・・・持ち曲が5曲6曲と増えてきたあたりから、ちょっと変わった音がほしくなったりするんですよ…。
そして自分でいじりたくなってくる。これはもうそうなってくる。
きっとメンバーもそう願っている(たぶん)。
そんなとき、自分のキーボードがあれば家でなんなりとゆっくりと音が作れちゃうじゃないですか。
その分次のスタジオの楽しみが増えるってものです。
そしてそうやって操作を地道に家で繰り返すうちに、スタジオなんかで、だれかに「この音さぁ~もうちょっとこんな風にできない?」って注文つけられても、その場でちょっとずつ対応できるようになってくる。
(まぁだいたいは「こんな風に」っていうのが伝わらなかったりするんだけど。音質のことかと思ったら音色そのものを変えてほしいってことだったり、音じゃなくてコードの弾き方(手の配置)だったり、酷い時はもうコードが違うやんそれっていうこともある…たまにメンバーも勉強をしてほしいと思う時がある…が、しばらくは我慢)
まぁとにかく、自分のキーボードはあるに越したことはないということです。
鍵盤数や鍵盤のタッチだって、いつも使ってるキーボードじゃないと無理な時もあるはず!
じゃあ何が自分に合ってるのか?
僕は、キーボードの要素として、「鍵盤の重さ、本体の重さ、鍵盤数、音」っていうのがまず選ぶ基準になると思います。次回詳しく!