バンドのキーボードを始める人に贈る手順書

キーボードを担当していて感じたことや、戸惑ったことなども素直に書いた、初心者のためのちょっとしたアドバイスのサイト。
暇つぶしの読み物としてもどうぞ。通勤通学のなどの空いた時間にでも。

ライブ本番

ライブと言っても、ライブハウスのブッキングライブやイベントから、飲食店のイベントや学校の文化祭までいろいろあります。

継続的にやっていくなら、ライブハウスのブッキングライブに出るのがいいです。
一度出て、気に入ってもらえたらまたお店側から連絡もらえたりして、ホームのライブハウスになったりするかもしれません。

さて、キーボード的にライブ当日に気を付けること…と言えば、

セッティングにもたつかないようにすることと、
リハーサルに手を抜かない妥協しない

などがあるんですが、もうそれは前に書いたので…

 

まず、当日の自分たちの演奏は絶対録音しましょう!
あとで聴いてわかることってたくさんありますので!

レコーダーは、お客さんの邪魔にならないところ、かつバランスよく音が録れるところがいいです。
具体的には、PA宅に近いところが一番いいです。

 

それから、これはライブ本番にどうこうできることでもないけど、できれば楽譜立ては使わない方が、セッティングも楽でいいです。
キーボードは楽譜立てを使っててもビジュアル的にそこまでおかしくはないけど、バンド演奏の場合はやっぱりない方が…と個人的には思います。

ピアノ伴奏だったり、ジャズだったり、アコースティックピアノを使う場合は譜面を置いててもいいと思うんですが…
バンド演奏ならやっぱりお客さんの方を向いた方が、雰囲気も伝わっていいんじゃないかなと思うのです。

 

あと、当日は対バンの演奏はできるだけよく聞いておくと、あとあと参考になることがよくあります。

特にキーボードがいるバンドはそこらへんにゴロゴロあるわけではありません。
ブッキングライブではブッキングマネージャーが似たようなジャンルのバンドを集めてくれることが多いので、キーボードのいるバンドに出会える確率も高くなります。

ライブハウスにアコースティックピアノがある場合は、それを使って演奏する人もいるでしょう。
どんな感じか見て聴いてみるのもいいと思います。

とにかく、ライブ経験が浅ければ始めは緊張するかもしれませんが、だからと言って自分の演奏のことばかり考えず、対バンやお店の人と話せるネタを作るためにも演奏はちゃんと聞いてコミュニケーションを大事にすること。

なぜかというと、前にもちらっと書きましたが、キーボードは人数が少ないので、そこで出会った人たちと後々どこかで一緒に演奏したりする機会が、全くないとは言えないからです。

 

…すごい回りくどい書き方ですが、要は「出会い」です。

 

普段バンドのボーカルをやってる人が、一度だけソロで歌いたい。その時伴奏が欲しい。とか、

月一で活動してるバンドなんですがキーボード募集してまして、サポートで入ってくれませんか、とか

お店側の人が、素人ボーカルさんの伴奏者探してます、どうですか、とか

続けてると意外と需要があるのがわかると思います。

 

キーボードはすごく大きく分けると、シンセタイプピアノタイプがいて(勝手な呼び名だけど)、どっちもできるめちゃくちゃうまい人もたまにいるんですが、だいたいどっちかです。

音作りが好きでややこしい機能も使いこなし、DTMもお手の物というタイプか、コードや鍵盤テクニックに重きを置く華麗なメロディメーカーか。

自分と違うタイプのキーボーディストの演奏は、聴いてて楽しいし勉強になるので、是非耳を傾けてみるとイイと思います。

 

キーボードを見るお客さん目は、後々いろんな人と喋ってわかることなんですが、結構様々です。
もともとキーボードあんまり見てなかったという人もいるけど(これ悲しいけど)

キーボードがいるから演奏が豪華に聞こえた!とか
今までキーボードってチョイ足しくらいに思ってたけど、ちゃんと弾いてるキーボードを見れたとか

嬉しい感想を言ってくれる人もいっぱいいます。

そのためには、やっぱり日々工夫しないといけないと思うし、いろんな人とやって経験を積むのも大事、いろんな人のプレイを見るのも大事。
ライブ本番はその機会を作ってくれます。

一日演奏しただけで終わった ではもったいないので、何か持ち帰れるようにしましょう!

 

ライブ・スタジオについては以上です。
次は耳コピについて!

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