バンドのキーボードを始める人に贈る手順書

キーボードを担当していて感じたことや、戸惑ったことなども素直に書いた、初心者のためのちょっとしたアドバイスのサイト。
暇つぶしの読み物としてもどうぞ。通勤通学のなどの空いた時間にでも。

アルペジエーター

個人的に、いかにもシンセっぽい機能だなぁ~と思うものの一つです。
アルペジエーターとは、アルペジオを自動的に作って自動演奏する機能

アルペジオは、和音をばらして弾く方法。
コードがCなら、ドソミソドソミソ…とか。(よくピアノ初級の伴奏でこんなんがあったような気がする)

なので、アルペジエーターがオンになってるときに、Cの和音を弾くと勝手に
ドミソドミソドミソ~~~
って分散和音が鳴ったりするわけですね!

もちろん、アルペジエーターのパターンは、コードの音を分散して弾くだけに留まらないです。

ギターのストロークの設定なんかもこのアルペジエーターでできたりします。
キーボードで弾くのは不可能・・・だったはずのギター特有の技法が、和音をちょーんと押すだけでできてしまうんですね・・・。
いやホント使うかどうかは別として(一応ギターがいるバンドを想定してるので)すごい。

また、演奏補助的なフレーズもたくさんあって、ピアノやクラビのバッキングも和音を押すだけでできてしまいます。
さらにはドラムやベースの演奏パターンまで入ってるので、
コード作ってアルペジエーターを選択していくだけで一曲できてしまうんじゃ!?と思うほどもうとにかくバラエティ豊か!

 

これだけ色々できてしまうので、個人的にはアルペジエーターというのは、
作曲や編曲で力を発揮するもので、ライブがメインのバンドの中でどう活かすかっていうのは使い手の創造力にかなりかかってくると思います。

まず、テンポを決めてかかるので、ドラムがそれに合わせないといけない
・・・・結構プレッシャーものだと思うんですよね・・・ドラムやったことないけど

とはいえ、アルペジオパターンによっては普通に弾くことができないようなパターンも可能だし、
決まったフレーズを印象付けたい曲の場合は積極的に使っていくと面白いかもしれない。

 

じゃあ一体どれだけパターンがあるのかな~というと・・・

何度も言いますが現代のシンセはすごいです。
ものすごい数用意されております。
YAMAHA MONTAGEシリーズではその数約10,000タイプ!

なんの目星もなく視聴して決めようと思ったら相当暇じゃないと聴ききれない!
暇なときに聴いて楽しんでお気に入りを見つけて曲にぶち込んでみましょう。
アルペジエーターを使えば、キーボードの存在感を充分にアピールできるはず!

 

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