バンドのキーボードを始める人に贈る手順書

キーボードを担当していて感じたことや、戸惑ったことなども素直に書いた、初心者のためのちょっとしたアドバイスのサイト。
暇つぶしの読み物としてもどうぞ。通勤通学のなどの空いた時間にでも。

転回形と配置

和音は、どの音を最低音に置くかで、「基本形」「第一転回形」「第二転回形」に区別されます。

例えば同じCでも、ドミソだと、最低音が「ド」、ミソドだと最低音が「ミ」、ソドミだと最低音が「ソ」になって、当然それぞれ響きも変わってくる。

ルート音が最低音にくるものを「基本形」

第3音が最低音にくるものを「第一転回形」

第5音が最低音にくるものを「第二転回形」

という。

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ここまではなんとなくわかると思うんだけど、ここで注目したいのは、「最低音」が何かというところ。

キーボードの場合は右手と左手があるので、ピアノ曲なんかでは最低音はたいてい左手が担当する。

つまり、左手がベース音を弾いてるときは、右手がミソド~って弾いてても、それは第一転回形ではなく「基本形」となります。

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・・・で、ベース音というのはバンドの中ではたいていベースの人が弾きます。
なので、あんまりこの言葉って実はバンドのキーボードには意味のない話になるんですけど(スイマセン)

右手がピアノで、左手はなんか違う楽器のパートを弾いてる場合なんかはまぁこういう言葉も登場するかなっていう程度で!

単純にこの「ミソド」っていう手の形のことを表現したい場合は、「転回形」ではなく「配置」という言葉を使います!
普通の日本語だけどね……

同じコードを弾いてるのに、なんか違和感あると他のメンバーに言われた場合は、この手の配置を変えることで解決する場合もあります。

ギターでも最低音を変える形があるみたいで、ちょっと詳しい人は使い分けたりするみたいですね。
(だから良くなるとか悪くなるという話でもないけど)

 

ちなみに、7番目音がプラスされた和音(セブンス)の場合は、「第3転回形」まであります。

 

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考え方は一緒ですね!

(ここまでくると、ナインスだったら第4転回形まであるのかと思って調べてみたけど、特に出てこなかった…)

 

基本の話はこれぐらいにして、次はいろんなコードを見ていきます!!

 

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