バンドのキーボードを始める人に贈る手順書

キーボードを担当していて感じたことや、戸惑ったことなども素直に書いた、初心者のためのちょっとしたアドバイスのサイト。
暇つぶしの読み物としてもどうぞ。通勤通学のなどの空いた時間にでも。

コード書き方の規則性

基本中の基本は、メジャーコード

Cだとドミソ
code_1

Dだとレファ#ラ

code_16
これは全部のキーで覚えた方がいいです。
・・・覚えるっていうか、弾けばわかると思うけど…

そして、メジャーコードさえ覚えておけば、

コードには書き方に規則性があって、それによって構成音からコードがわかるし、コードがわかれば構成音もわかる。

その規則性とは!

 

【其の壱】
小文字のmは第三度がフラットし、マイナーになる

code_17
みたままですが、こういうことです!
mがついてたら第三音がフラット イコール、マイナーコード なのです。

 

【其の弐】
大文字のMは7個目の音の半音上を追加し、メジャーセブンになる

code_18
第七音の半音上っていうか、それも第七音だし、セブンスっていったら本当は第7音のシとかシbとかを使った和音全体のことを指すんだけども、
ここではよく使われる言い方を用いて説明します。

(あと、「セブンス」じゃなくて「セブン」でもいいんですが別に複数系じゃなくても「ス」ありに統一します)

普段「セブンス」と言えば、メジャーコードに第七音をプラスした音。
それの第三音がフラットすると、「マイナーセブンス」。

そしてメジャーセブンスと言えば、第七音が半音上がった音なのです。つまり、メジャーセブンスの「メジャー」は、メジャーコードのことではなく、「セブンスの第七音が半音上がる」状態のこと。

なんかややこしいですが…。
じゃあ第三音がフラットしたメジャーセブンは何て言うんかっていうと、

マイナーメジャーセブンス」です。

どっちやねんと言いたくなるネーミング。
マイナーとメジャーセブンスで切ってください。
日本語だと、「短三長七の和音」というんだですが・・・
(前回「トライアド」のところで役に立たないから飛ばすって書いたけど、こればっかりは日本語の方がわかりやすかったシマッタ)

 

【其の三】
ナインス(9)とかイレブン(11)とかサーティーン(13)は、それまでの音も全部入れる

それまでの音って何?っといいますと、

第1、3、5、7、9、11、13音のこと!

ナインス(9)だったら、1、3、5、7の音プラス9、
サーティーン(13)だったら、1、3、5、7、9、11の音プラス13

ということです!

ただし、アドナインス(add9)のようにaddがつくものは、それだけをプラスします。
この場合第7音はいりません。addは「加える」という意味なので。

ちなみに、弾く時は全部弾かないといけないわけじゃありません。(無理なので!)

サーティーンとか1、3、5、7、9、11、13まであっても、この場合は、だいたい左手でベース音弾くかベースがベースを弾くので(ベース言いすぎ)
右手はルート音を省きます。
そのあとの優先度は好みによるけど、僕の場合は
まず11度、次に5度か7度…の順で省いて、結局片手で4和音くらい鳴らせばOKぐらいな感じで思ってます。

左手があいてる場合は、左手でルート+7度とかにしておけば無難な感じになります。(これも場合によるけど…)

 

・・・というのが、コードの書き方の規則性です(最後は弾き方みたいになってましたが)。

これを基本に覚えておくと、だいたいのコードは構成音と書き方がわかるようになるはず!

それを踏まえたうえで、次は
これだけ知ってたらいいでしょ!っていうコードを書いていきます!

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