バンドのキーボードを始める人に贈る手順書

キーボードを担当していて感じたことや、戸惑ったことなども素直に書いた、初心者のためのちょっとしたアドバイスのサイト。
暇つぶしの読み物としてもどうぞ。通勤通学のなどの空いた時間にでも。

スケール

とうとう(?)スケールについてです。

メジャースケール、マイナースケール、ペンタトニックスケール、オルタードスケール などなどたくさんありますが、
こんなにたくさんのスケールが全部覚えられるか!!

…とお思いじゃないでしょうか。

(僕だけでしょうか?)

 

全部覚える必要はありません。
というか、優先順位として、メジャースケールナチュラルマイナースケールを覚えておけば、それを基準にして他のスケールもだいたい導いてわかるようになります。

そのかわり、メジャースケールとナチュラルマイナースケールは、12音階どのキーでもさっと弾けるようになること。

頭の中で鍵盤を想像して、「Eのメジャースケール」って言われた時に、その鍵盤でスケールを弾けるかどうか・・・

これが重要です!

 

そして、その次に覚えたいのが、ハーモニック・マイナー・スケールとメロディック・マイナー・スケール。

そもそもマイナースケールには三種類ある。

自然的短音階(ナチュラル・マイナー・スケール)
和声的短音階(ハーモニック・マイナー・スケール)
旋律的短音階(メロディック・マイナー・スケール)

普段マイナースケールと言っているのはだいたい、ナチュラルマイナースケールのこと。
自然的短音階とか日本語の部分は、覚えても覚えなくてもどっちでもいいです。

 

僕は、基礎練習として、メジャースケールとマイナースケールを全音階練習していました。

マイナースケールは、上りがハーモニックマイナースケール、下りがナチュラルマイナースケールのパターンと、
メロディックマイナースケールの2パターン。

後からまた書くけど、メロディックマイナースケールは下りはナチュラルマイナースケールと同じです。

 

全音階やるなんて、ほんと面倒でしかなくてこの基礎練習すごく嫌いだったんだけど(スイマセン)、結果的にこれがあってこそ、その後のコードの理解やその他のスケールの理解にもつながった!

ものすごく大事な練習です。

早く弾けるようになればいいっていうことではなくて、もちろんそれもできるにこしたことはないけど、

どちらかというと、このスケールの音を頭に叩き込んでほしい!っていうのがあります。

つまり、さっき言ったことと同じです。

 

頭の中で鍵盤を想像して、「Eのナチュラルマイナースケール」って言われた時に、その鍵盤でスケールを弾けるかどうか・・・

 

これに尽きる。

次から各スケールを詳しく書いていきたいと思います!

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