バンドのキーボードを始める人に贈る手順書

キーボードを担当していて感じたことや、戸惑ったことなども素直に書いた、初心者のためのちょっとしたアドバイスのサイト。
暇つぶしの読み物としてもどうぞ。通勤通学のなどの空いた時間にでも。

テンションコード

9度以上の音が出てくるものはテンションコードというんだけど、もうややこしさを極める
慣れてても、えーとこれが何番目の音で~と数えたりする・・・けど、

逆に言えば数えればどんな和音もコードで表すことができるし、
コードを一つ一つ覚える必要もない

よくでてくると思うものを下記に挙げてみます。

 

■アドナインス

Cadd9
code_11

基本のメジャーコードに第9音がプラスされた和音。
addは加えるという意味なので、第7音は不要。

 

■ナインス

C9
code_20

セブンスに第9音がプラスされた和音。
第9音は2度の音と同じです。Cだと、「レ」。
これまたオシャレな和音。

 

■マイナーナインス

Cm9
code_13

マイナーセブンスに第9音がプラスされた和音。
メジャーセブンスのさらに上を行く、悲しくもあり嬉しくもある切ないなんかおしゃれな和音。
よく見ると下4つの和音はマイナーセブンス、上4つの和音がメジャーセブンスだからね…

 

■メジャーナインス

CM9
code_22

メジャーセブンスに第9音がプラスされた和音。
上4つの和音はマイナーセブンスなので、オシャレな中にちょっと悲しい雰囲気が混じる。

 

■シャープナイン

C(#9)
code_23

セブンスに第9音のシャープがプラスされた和音。
ちょっと独特な響き。
ジミヘンドリックスが多用したことから、ジミへンコードとも呼ばれるらしい。
弾く時はこの押さえ方以外あまりしない気がする。

 

■フラットナイン

C(b9)
code_25

これは結構トリッキーというか、不穏な響きの和音。
上4音はディミニッシュなので怪しい感じが出る。
経過の和音で使うとジャズっぽくてかっこいい。↓こんな感じ
code_24
ツーファイブのファイブのとこでね・・・ってこのへんの説明は別のところでします。

 

■サーティーン

C13
code_14

ナインスに第11音と第13音がプラスされた和音。
第13音は6度の音と同じです。Cだと、「ラ」。
これまたオシャレな和音。テンションコードを多用する曲になると、結構でてくる。

 

■マイナーサーティーン

Cm(13)
code_15

サーティーンの第三音がフラットになった和音。

 

以上、なんとなくよく出てくる感じのするコードでした!

イレブンスがない・・・と思われた方いるかもしれませんが、
なんか、個人的にあんまり見たことないんだよねぇ。

カッコイイ使い方あったら知りたい(といいながら調べないところが僕なんです)

 

テンションコードは、そのコードが出てきたときにどういう押さえ方をするかをある程度決めておくといいと思う。

そのためには、手の配置を覚えるのもいいけれど、まずは耳を鍛える。
違う和音を聞いたときにぱっと聞いて「なんか変だな・・・」と思うくらいになれば、上達は早い。

まぁでも、最初はテンションコードをいきなりやるよりも、セブンスやメジャーセブンスなど、基本のコードを徹底的にやるのがいいと思います!

それだけで結構たくさんの曲ができるようになるから!

 

次はオンコード!

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