バンドのキーボードを始める人に贈る手順書

キーボードを担当していて感じたことや、戸惑ったことなども素直に書いた、初心者のためのちょっとしたアドバイスのサイト。
暇つぶしの読み物としてもどうぞ。通勤通学のなどの空いた時間にでも。

オルタードスケール

オルタードスケールとは何かと言うと…

テンションノートがすごくいっぱい乗ったスケール。

 

すごい大雑把な説明だけど…

でもほんとにいっぱい乗ってるのです。

とりあえず見てください!

C オルタードスケール
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緑の分がテンションノートです。

テンションノートは、緊張感を生み出す音

緊張感って?というと、「これだけ聞くと変な音だけど、キーのコードに行ったとき安定」する音です!

早い話が、ドミナント・モーションの時に効果的なスケールなのです。

ドミナント・モーションについてはこっちで → 裏コード

 

これだけ普通のスケール(メジャースケールとマイナースケール)から離れた音ばかりだと、次にメジャーコードとかに行ったときに、極端に言えば全和音隣にスライドとかでいけるわけだから、なるほどキレイに聞こえるかもね~みたいなスケールですよね。うん。

なので、必要なスケールだけど、覚えにくいんですよね…

クラシックピアノ出身だと特に。
「3度だけフラット」とかそんなんじゃないのでね…。

このスケールを使えるようになるためには、「このスケールの練習」が必要です!
(それ以外は練習しなくていいみたいな言い方だけど(笑))

 

全音階練習するのが好ましいけど、まあ僕の場合はなんですが、音の配列ががなかなか頭に入らなくて、CはできるようになってもじゃあF#からってなると、えーとえーとってなってしまった。

そこで練習のコツなんですが、

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この半音の部分。メジャースケールが何も見ずに弾ける人は、ここだけ意識したらなぜか弾けます。
後半を全音で上っていくのはメジャースケールとかわらないので、なんとなく弾けるんですよね。

まぁ、じゃあ下りどうするん とかもありますが…。そのへんはハイすみません…地道におねがいします!!!

 

あ、もう一つコツがあります。

このオルタードスケール、実は今まで出てきてるスケールの中で、似てるスケールがあるのです。

ずばり、半音上のメロディックマイナースケール!

Cの場合は、Dbのメロディックマイナースケールです。

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このスケール、ドから始めてみたら、Cのオルタードスケール!

なんかすごい発見した気分ですね。メロディックマイナースケールができたら、別に練習いらんやんってことですね。
メロディックマイナースケールはこちら→マイナースケール

ちなみに、メロディックマイナースケールは、メジャースケールの3度をフラットさせただけなものなので、
一音違うだけならもう「半音上のメジャースケール」で覚えたらいいじゃないか と思うかもしれませんが、

…まあそれでもいいんじゃないかと僕は思ってます。

個人的にです!!

 
・・・で、これどう使うのかというと

キーがFの場合…
(ここにきていきなり例がFになりますが、ドミナントのところにCを持ってくるためです・・・)

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音がないと全然イメージわかないかもですが、こんな感じで使います!

コードのところ、Caltって書いてますが、別にC(#9)とかC(b9)とかC(b13)とかでも。
左でコード弾く場合は、自分の譜面にこうやって書いててもいいかも。

 

使いこなしたら変化が出て、すごくかっこいいんですよね~。

ソロとか、同じコードで単調になってしまいがちなところが、これだけで「できるやつだ!」って感じに聞こえるし!

ぜひやってみてください。

 

次はディミニッシュスケールの予定・・・!

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