バンドのキーボードを始める人に贈る手順書

キーボードを担当していて感じたことや、戸惑ったことなども素直に書いた、初心者のためのちょっとしたアドバイスのサイト。
暇つぶしの読み物としてもどうぞ。通勤通学のなどの空いた時間にでも。

ソロの音が聞こえない

キーボード特有お悩み編です。

最初は、キーボードのソロが聞こえない、聞こえにくいということについて。

これ、よくあるんですよね…。
キーボードソロなのにソロが聞こえないという!
ギターだったら明らかにギターのソロだ!っていうのがわかるのに、キーボードは他の音に埋もれてしまいがち。

せっかくピアノやオルガンで主役になれるチャンスだというのに、お客さんに全く伝わらず、何弾いてるんだかわからないなんて悲しすぎますよね。

これを解決するポイントは3つあります。

 

1つは、ボリュームを上げる。
まぁ直接的な解決法ですが…

ボリュームペダルで上げるもよし、音量大きめに設定した音色を用意するも良し。

本体のボリュームを手で上げられるならそれでも良しです。

「聞こえないな~」って思った時点で結構音量足りてないと思うので、2メモリくらい差をつけていいと思います。

僕は、ソロ用の音を作ってました。
ボリュームペダル戻し忘れることあるんで……
うっかりね。うっかり。
忘れなければボリュームペダルが楽だと思います!

あ、リハでその音チェックしてくださいね!
最大ボリュームの音は必ずPAさんに聞いてもらってください!割れたら困るので!

 

ソロ聞こえない対策、その2は、音色をちょっと変えてみるということです。

具体的には、比較的聞こえやすい音を使ってみる。
ピアノだったらロックピアノとか、オルガンならジャズオルガンとか。

自分で調整するのもあり。

イコライザーでハイをあげてみたり、エンベロープジェネレーター(EGって書かれる)のアタックタイムを上げて音の立ち上がりを鋭めにしてみたり。

若干だけど、聞こえやすくなる可能性はあります。

…ただ、「俺(私)はどうしてもこの音でソロやりたいんだ~っ」ていうの、ありますよね。

聞こえないからって音を変えるなんて!

どうしてもエレピのような柔らかい音でソロを取りたい!

という方は、解決法その3

 

バンドメンバーに静かにしてとお願いする

いや、これ意外とあるんです。
いろんなバンドさんのライブを見ましたが、そこはもう少し周りが下げてやってくれ…!!と思うことが多々ありました。

キーボードソロっていうのは、ギターに比べてどうしても音自体の圧が少なめなんです。

ギターのソロでよく使われるちょっと歪んだ音、どう考えてもキーボードのピアノやエレピより太いですよね…
波形にしたら、絶対ギターの方がデータがぱっと見黒くなると思います。

これに対抗できるキーボードの音色って、ブラスくらいじゃないでしょか…あとはシンセリードとか。

あと、ピアノとかは減衰音なのに比べてギターは伸びますよね。ウォーンとか、キュイーーンとか(他に書き方ないのか…)
これもギターの方が聞こえやすい理由の1つだと思います。

というわけで、ギターソロと同じような感じで全体がやってても、キーボードの音は一向に聞こえてこないのです。

いや、みんなのせいじゃない、自分の工夫が足りないんだ…!
って思うかもしれませんが、(僕も思ってました)

例えば周りがギターソロくらいの音量でやってたとして、ピアノやエレピをそれより聞こえるボリュームまで上げると、

結構ウルサイと感じるんですよ…

綺麗な音が大音量でくると、結構耳に突き刺さるものがあるんですよね…。
そこだけキーボードでかすぎ!ってなりました。
僕の場合はですけど…。

周りに下げてもらって、初めてしっくりきました。

プロの演奏を見に行っても、キーソロのところはかなり周りは静かです。

 

とりあえず、最初はスタジオでいろいろ試して、録音して客観的に聞いて研究してみてください!
それでもやっぱり自分じゃどうしようもない!って思ったら、早めにメンバーに音下げてってお願いしましょうね!

以上、キーソロ聞こえないについて でした。

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